上海ナンバー
世界で最大の自動車販売台数に躍り出た中国ですが、車の増加スピードも尋常ではないので、様々な問題が出現しています。
上海でも朝夕の渋滞は、ますます酷くなっています。ただこれは、むしろ地方都市の方が酷いです。
上海は既に世界一の地下鉄網をもち、渋滞緩和に様々な取り組みを行っています。(実は、世界一にはマジックがあって、実際のところ東京の方が網としては発達しています。)
上海市の政策の一つが車の登録の制限です。 しかし、経済発展の牽引地区とも言える上海での車の購買圧力は、強くなる一方です。 その結果、車の登録のためナンバーが高額で取り引きされてます。
昨年、4万元で取り引きされていたナンバーが、本日の新聞によると、3月の競売では、最低落札価格が、5万8300元になったということです。日本円にして75万8千円です。最低がですよ!(@@)
小型車に迫る価格です。 結局何が起きるかというと、大金もちは、上海ナンバーに乗ることができますが、そうでない新中間層は、近隣の都市でナンバーを調達すると言う技を使わざるを得ない。ということになります。 実際、上海で見かける安い車は、上海ナンバーではありません。
強烈な貧富の差が、様々な現象を生みます。 外資が会社を作ると、ナンバーが貰えます。うちの会社は、社用車は、いらない。と中国の友達に言ったら、売れば儲かるのに。。とのこと。 私は、法の目的と売るという行為の差に違和感を感じますので、売りませんでしたが、会社でも権力や決定権を持つと、お金が集まる国です。